はせこうブログ

読んだ本、日常の体験から考えた内容を纏めていくブログです。宜しくお願いします。

円高と円安


Yahoo!ニュース - <追加金融緩和>もろ刃の剣 株は週明け1万7000円台も (毎日新聞)

 

上記の記事を読んで、「おー、ますます円安になるのか」と悲しくなりました。海外旅行がますます高くなりますね…

読者コメントの欄を読んでも、「株価や高くなっても給料が上がるわけじゃない」、「生活がますます厳しくなる」等々、これ以上の円安には否定的なコメントが多かった印象です。個人的にもこれ以上の円安で喜ぶのか未だに工場の大部分が国内にあるメーカーのみかと思います。株価が上がってるのも円安のおかげで日本株が割安になっただけで、株価上昇=日本企業の評価が上がっているというわけではないと思います。

 

そう考えると今回の追加緩和措置は一体誰に対する利益になるのでしょうか。

個人的に最も恩恵をおけるのは、ますます株式市場にお金の流入があると予想できる点から、金融業界かと(偏見たっぷり?)。既にNISAで恩恵を受けているのに、この業界はマジで影響力が強い感じですね。頑張って、企業努力の結果「第三のビール」とか作り出した飲料業界は努力も虚しく増税されてしまうのに、この業界は手数料と預かったお金の運用だけでどんどん儲けていく…すごいなー。

他にはどんな人たちが恩恵を受けるのでしょうか?

上にも書きましたが、国内の製造業は恩恵を受ける可能性が高いと思います。しかし国内の製造業といっても為替変動で恩恵を受けるのは海外と直接取引する一部の会社だけで、多くの国内製造業者は国内の大手企業に製品を販売していると勝手に予想するので、彼らにはあまり利益が落ちないと思います。さらに大手製造業は恩恵を受けるといっても、為替による増益は企業の将来的な価値の上昇にはつながらないと思うんですよね…

 

今回の追加緩和ってなんのためにやるのかな…