inputとoutput
さて、大学生に話を戻すと大学生のoutputは大きく二つに別れます。進学&資格取得か就職です。前者を目的に据えた人は多くの時間勉強しています。なぜなら前者のoutputに対しては大学の学問というinputは価値があるからです。後者の学生はあまり勉強しません。なぜなら就職活動というoutputに対し、大学の学問というinputはあまり効果がないと分かっているからです。だから学生は就職活動というoutputに対し適切なinput、すなわちサークル活動やボランティア等の取り組みに力を注ぐわけです。よく海外と比較されますが、恐らくよく勉強する国の大学生は就職の際、学校の成績がかなり重視されているのではないでしょうか?そうであれば日本の学生が勉強しないのはoutputに対し効率的なinputを行っているだけで、決して怠慢なわけではないと思います。もちろん、勉強もしっかりこなした上で、課外活動にも積極的に取り組むのがベストですが。
あともう一つ、日本って法学部だろうが経済学部だろうが文学部だろうが、就職活動は同じ地点からスタートな訳で、多くの場合学部の勉強に固有の価値はないし、勉強したことが社会に出て生かせるとは限らない。これが学生が勉強しないもう一つの理由だと思います。内定貰って、「卒業までにTOEIC730点とって」と言われると俄然勉強に打ち込む人がいますが、これは今まで何のために勉強するのか分からなかったけれども、何のために勉強するのか分かった途端やる気になるいい例だと思います。
自分が勉強しない言い訳じゃないよ。一般論として考えただけよ。そんな感じ。